マルスギ

インクについて

私たちデジタル捺染を営んでいる業者でも、インクの種類をお客様に明確にお伝えしていない
業者が多くあります。

インクについて、ぜひお客様にも理解していただきたいと思い、下記に記しました。
ご一読ください。
わからない部分があれば、お気軽にお問い合わせくだい。


現在弊社が保有しているインクジェットのインク(染料)

反応染料、分散染料、昇華分散染料、顔料となっております。

インクによる素材対応表

綿 ポリエステル シルク ウール ナイロン
反応染料 × × ×
分散染料 × × × ×
昇華分散染料 × × × ×
酸性染料 × ×
顔料

→弊社が保有しているインクジェットの染料タイプ

各種インクによる工程と特徴

反応染料
  1. 前処理
  2. 布にダイレクトプリント
  3. 蒸し
  4. 洗い
  5. 整理・乾燥
分散染料
  1. 前処理
  2. 布にダイレクトプリント
  3. 蒸し
  4. 洗い
  5. 整理・乾燥
昇華分散染料
  1. 転写紙にプリント
  2. 昇華転写
酸性染料
  1. 前処理
  2. 布にダイレクトプリント
  3. 蒸し
  4. 洗い
  5. 整理・乾燥
顔料
  1. (前処理)
  2. 布にダイレクトプリント
  3. 熱処理

分散染料と昇華分散染料の違い

  • 分散染料は昇華分散染料に比べ、工程が多いため、高価なプリントとなりますが
    対光堅牢度が強く熱による色移りがしにくい為、カーテンやアパレル用途向けといえます。

  • 昇華分散染料は工程が少ないため、安価にプリントできます。
    のぼりやタペストリーなどの資材品や、スポーツアパレル、ハッピによく使用されています。
    他社さんのインクジェットプリントは大体、昇華分散染料です。
    弱点としては昇華分散はアイロンなどで再昇華して色が移ってしまう場合があります。

顔料とその他の染料との違い

  • 顔料は他の染料と違い、生地の表面にインクが載っているだけのため、摩擦堅牢度が染料に比べ弱い。
    一方、染料は生地素材と直接、反応しているため、摩擦堅牢度が強いです。
    (要するに洗濯で色が剥げやすいということです。)

  • 耐光堅牢度が強く、洗う用途が少ない資材品や、飾っておく手拭いタペストリーなどに使用されます。
    (要するに太陽の光では色が剥げにくいということです。)

  • 摩擦堅牢度が弱いといっても2、3回のプリントで色がなくなってしまうってことはないので安心してください。
    みなさんの身近なものですとTシャツのプリントは顔料であることが多いです。

  • 顔料は染料に比べ濃い色が出にくく、濃い色ほど堅牢度が悪いです。

*簡単に言えば、オールマイティだけど、どの素材に対しても専門ではないということです。

酸性染料について

・酸性染料については、今後需要が出てくるようであれば考えていきたいと思います。